結婚前。
貸し切りの水族館でデートする2人。
大きな水槽の前で、指輪を出しプロポーズしたヒョヌ。
記憶を失ったヘインを目の当たりにして涙を流すヒョヌ。
ドイツへ行ったけれども治療が受けられなかったこと、離婚の書類を作ったことをヘインが知ってしまったことを伝えるも、ヘインにその記憶はなかった。
突然、ヘインの記憶が戻り、あなたのそばで人生を終わらせたくないから離婚したいと言い始めた。
離婚協議が始まった。
ヘインの離婚弁護士は、マフィアの手下と噂されるヴィンチェンツォだった。
殺される可能性があると弱気になり始めたヤンギ。
自宅に戻る車の中から一人電車を眺めるヘイン。
ヒョヌと昔地下鉄に乗ったとき、その地下鉄から眺めた美しい夕焼けを思い出した。
家には戻らず公園のブランコで、ヒョヌを監視した写真や動画を眺めるヘイン。
動画の中で見たバッティングセンターに行き、楽しいのかわからないが試してみた。
その後ヒョヌ行きつけの定食屋へ行った。
ヘインが席につくと、柱の向こう側にヒョヌとヤンギがやってきた。
ヒョヌが頼んだものと同じものをオーダーしたヘイン。
離婚したら、今までできなかった好きなものを食べること、友人と遊ぶことができるとヤンギ。
自分が望んだ生活だし、ヘインのそばにいたかったと話すヒョヌ。
キム秘書からウンソンから調べるよう頼まれたヘインの薬は抗がん剤の一種であることを知った。
子供の頃、ヘインが犬に追いかけられたのを、ウンソンが石で犬を殴りつけて助けた。
怒り狂った飼い主に言い返したヘイン。
そこにヘインの家族がやってきた。
クイーンズグループの令嬢と知るなり態度を翻した飼い主。
病院へ連れて行かれるヘインだが、ウンソンの元にやってきてありがとう、と告げた。
ヘインの家族の輪の中にはスリもいた。
その時ヘインが落としたネックレスを今も大切に持っているウンソン。
自宅に戻ってきたヘインを待っていたウンソン。
離婚後もヒョヌを会社に置いておくのか聞かれると、本人の希望があればそうするとヘイン。
離婚後に必要なのは自分だと言うウンソンに、ヘルマンの出店はあきらめる、ウンソンを利用するのは嫌だ、と答えたヘイン。
一緒にいることで不幸にするだけからヒョヌと離婚するだけだからと言ったところにスリが現れた。
ソンファはヒョヌが会社に残ることが気に入らない。
早く手を切った方が良いとグレースが進言した。
ボンエがソンファとお茶をした。
ヒョヌは否定しているが盗聴したとソンファが言った。
反対したのに結婚したからだ、家族から金銭の要求はしないように、そして会社は辞めるように説得しろと言い残してソンファはいなくなった。
限定の時計を購入した10人の名簿を見せてもらったヒョヌ。
その中に、スリの名前があった。
ヘインが外出しているところを車で尾行するウンソン。
突然ヒョヌがウンソンの前に割り込んできて、車から降りて来た。
キム秘書がヘインが持っていた薬が抗がん剤だとウンソンに報告する電話を聞いていたヒョヌ。
ウンソンの指示でヒョヌの行き先を報告したことや、なんのくすりか調べろと言われたことを白状した。
今後もヘインを尾行するなというヒョヌに、今後彼女のそばにいるのは自分だと言うウンソン。
そのウンソンの腕には、見覚えのある限定品の時計をはめていることに気が付いたヒョヌ。
スチョルの元にやってきて、リゾート施設の近くにあった軍事施設の移転が中止になったと告げたウンソン。
何とかしようと考えをめぐらすスチョルの元にマンデから着信が。
慌てたスチョルはヒョヌの部屋に行った。
すぐにリゾート施設の件がうまくいかなくなったと気が付いたヒョヌにスチョルが助けを求めた。
リゾート施設の件はニュースになってしまった。
怒り狂ったマンデの元に、解決策を持ってきたとスチョルが現れた。
軍事施設にあるレーダー設備が老朽化していてい、すぐに補修したほうが良い、補修の際は、今のレーダーの高さから高くしてホテルと同じ高さにすれば、計画通り90階建てのホテルを建てることができると国防省にかけあったヒョヌ。
ヒョヌは切れ者だとほめるマンデとボムジュン。
スチョルが問題は解決したと投資家に説明しても、会長の金庫番が調査を受けているのが問題だ、顧問弁護士から聞いたと言われてしまう。
顧問弁護士がアポロンだと気が付いたスチョルは、ウンソンの企みに気が付き、復讐したいなら直接ヘインにすればよいと言うも、これはまだ序の口だとウンソンが答えた。
ウンソンからの提案で、パイワン社がクイーンズグループに単独で投資するとスチョルと2人でマンデとボムジュンに提案し、ヒョヌの知らないところで契約書にマンデが印鑑を押そうとした。
その瞬間、ヒョヌが部屋に現れた。
転換権条項を確認したほうが良い、マンデの株の一部が相手に渡ってしまうと聞き、契約を見直したマンデ。
決断は早くした方がいい、邪魔者がいたら裏切り者だから、とスリから祈祷師に言われたことだと聞いたことを思い出したマンデ。
部屋から出ていけと言われ、仕方なく退散したヒョヌ。
自室に戻ろうとすると、IDカードがエラーで中に入れなかった。
社内ネットワークにもログインできなかった。
会長からの指示で今すぐビルから退室するよう言われたところに、ヘインが現れた。
エレベーターでヘインと2人になったヒョヌ。
解雇には正当な理由が必要なのに理由がないから大丈夫と言うヒョヌに、我慢せずに辞めていいとヘインが言った。
自分が好きでここにいるんだと答えたヒョヌ。
ヒョヌが百貨店から出ると、ボムジャが車で現れ、2人で人気のないところへ行った。
自分は離婚のプロだから、女がいるのか問い詰められるが、自分にはヘインしかいないと答えるヒョヌ。
だったらなんで出て行くんだと怒鳴るボムジャに何としてもヘインのそばにいる、書斎に盗聴器を仕掛け、アポロンに情報提供し、自分を陥れようとした人間を見つけると答えた。
心当たりがあると言うボムジャに、スリかと聞くヒョヌ。
スリは他人に成りすましていて、34歳の息子がいるとボムジャ。
探偵の手下がいるから一緒に探ろうと誘われ、探偵コナンと3人でお茶をする。
オ・スリョンが服役中に生んだ息子が預けられた施設は、狩猟場のそばにある、10年前までマンデとスリが援助していた施設だった。
別荘の従業員夫妻の元を訪れたボムジャ、ヒョヌ、コナン。
児童養護施設は10年前の火事で閉鎖、園長も死亡してしまったと聞いた。
クイーンズの奨学生だったが、犬の餌に毒を混ぜて警察に補導された子供に、犬を売れと言って来たウンソンが似ているとも聞いた。
その子供はアメリカに留学したはずと聞くと、ボムジャがウンソンもアメリカに留学していたはずだと話す。
スリに議決権を委任しようとするマンデ。
スリが合意したため、委任状にサインをした。
マンデの80歳の祝賀会の会場のチェックをするスリ、グレース、ソンファ。
ウンソンを家族のテーブルに座らせようとするソンファに、反対するスリ。
そこにボムジャが現れ、スリに文句をつける。
ウンソンのテーブルを移動させようとしたスリの指輪には、亡き母の指輪が輝いていた。
マンデにスリを連れて文句を言いに言ったボムジャ。
自分の身代わりになることを約束してくれたスリに一目置いているマンデに、スリは刑務所帰りで子供もいる、他人に成りすましていると思わず言ってしまうボムジャ。
泣きながら、貧しい育ちでも悪事に手を染めなかったと言い、指輪を外して自分が家を出るとマンデに泣きつく。
出ていけと怒鳴りつけるマンデに、泣きながら家を出ていくと言ったボムジャ。
スリにつかみかかったときに髪の毛を抜いたボムジャは、ウンソンの歯ブラシと一緒にコナンに渡した。
マンデの80歳を祝う祝賀会が開かれた。
グレースはこっそり警備員室に行き、警備員に命じて全ての監視カメラの電源を切った。
その頃、スマホの電源を切りゴミ箱に捨て、空港の搭乗ゲートへ向かうダヘ。
スチョルはリゾート施設のキャラクターを発表した。
会場の空気が凍り付いたがそれに気が付かないスチョルはご満悦。
会場を見渡すと、ダヘの席にいるはずの妻がいないことに気が付いた。
スチョルが部屋にダヘを探しに行くも、姿が見当たらない。
寝室のテーブルに置かれた1枚の手紙を見つけた。
マンデがスリと自室で将棋をさしているいるとヒョヌから着信が。
スリとウンソンが親子であること、2人が株を集めているので、転換条項を外した方が良いと伝えると、後でかけなおす、と言って電話を切ったマンデ。
急に呼吸が苦しくなったマンデ。
大丈夫か、と駆け寄るスリ。
10分経つと呼吸に影響が出る薬で、死ぬことはない、昏睡状態なら委任状の効力が出るから、2‐3か月だけ生きてくれ、というとマンデは倒れてしまった。
知らせを聞いて病院に駆けつける一族。
法廷後継人の許可がないと入れない、と家族なのに病室に入れてもらえない。
そこにスリが弁護士を伴って現れた。
マンデが意識不明の間はスリが法廷後見人で、全権を所有することを告げた。
息子のウンソンと会社を乗っ取るつもりかと怒鳴るスリ。
驚く一族に、あっさりと認めるスリ。
クイーンズグループの創業一家が経営権を乗っ取られたニュースは瞬く間に広まった。
創業一家の行方は不明だった。
ヨンドゥリのドゥグァンのスーパーの外でドゥグァンが酒を飲んでいると、ヒョヌが運転するバンが現れた。
ホン家の悪口を口々に言うヒョヌの家族。
バンからヘインが下りてきて、気まずい空気が流れる。
連れてきたのはヘインだけではく、ボムジュン、ソンファ、スチョル、ボムジャもいた。
エピローグ
ヒョヌの行きつけの定食屋で知らぬ間にヘインのそばの席にいたヒョヌ。
ヒョヌが帰った後、一人泣くヘイン。
女店主がヘインに気が付き、大丈夫か?と声をかけハンカチを差し出した。
夫が自分のそばにいたいと言ったのを聞いて、そばにいたくなったと言って泣くヘイン。
いつまでもそばにいたいけど、と泣きじゃくるヘイン。
生きていたい、もっと、と一人つぶやいた。
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