【 韓国ドラマ 涙の女王 】第14話 あらすじ・エピソード詳細

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あらすじ まとめ

記憶を失ってまで生きていたくない、と手術を拒否したヘインだが、この世を去ることよりもヒョヌを失うことの方が恐怖だと気が付き、手術を受けることを決心した。

ダヘはスチョルの元からいなくなろうとするが、どうしても離れることができなかった。

ピョンを殺害した凶器から指紋が検出され、ドイツにいる指紋の持ち主の元へ警察が向かった。

手術室に向かうヘインを見送るヒョヌだが、警察にピョン殺害の容疑で逮捕されてしまう。
手術から目を覚ましたヘイン、そこにいたのはヒョヌではなくウンソンだった。
ヒョヌの名前は憶えていたが、それ以外の記憶は一切失っていた。
雪を眺め、何故か赤く染まった小指を見ると胸が痛くて涙が出てきた。

あらすじ 詳細

3年前の新婚旅行。
ヘインのリクエストで公園にある墓地を訪れた2人。
初老の男性が花を手向けている姿を見かけたヘインだが、ヒョヌが見たらそこに誰もいなかった。
ヘインが死んでも花を手向けに行かない、ヘインが死んだ次の日に自分は死ぬ、なぜならヘインがいない人生は意味がないからとヒョヌが語る。

次のページに何が書いてあるか分からないのが人生。
幸せの裏側に潜んでいる影。
ページを破りたいほどの苦痛が訪れた時に初めて気が付いた。
不幸なこともあなたがいたから乗り越えてこられた、と。

しかし、次のページには最も残酷な選択を迫られることを知った。

記憶をなくして生きていくか、死ぬかの選択。

考えなくていいから話を聞いてくれ、とヒョヌが言った。
生きるんだ、どうか生きてくれと懇願する。

あの頃の2人には全く予測が出来ない未来が現実に訪れた。

ドイツに旅立ったヘインの後を追おうとするウンソンをなんとしても止めたいスリ。
ボムスクがウンソンの座を狙っている、ボムジュンは株主と会合を繰り返している、そんな時にすべてを台無しにする気かと止めるも、実の母親が息子を捨ててまで選んだ家がどんな家か知りたくて見ていたら、そこの娘を好きになった、と言い残しドイツへ旅立ったウンソン。
スリは立ち去るウンソンの後姿を見ながら、言うことを聞かないのなら、立ち止まらせるだけだと決意を決めた。

教会で祈るヒョヌの姿を見かけたヘイン。
努力の方向は正しい、熱心に祈れば天国に行かれるし、死んでも一緒にいられるわ、といつもの強気なヘインだが、手術を受けさせてほしいと神に祈っていたと言われる。
無駄な祈りだから、とヘインが言いチャペルを出た2人、短冊に願いを書こうか、とヒョヌが聞いても意味がないとヘインは取り合わなかった。

ヘインのリクエストで新婚旅行で2人が訪れた思い出の場所を再び2人で訪ねた。
ビールで酔ったヒョヌを周りの女性たちが見ていたからヘインがすねた当時の思い出を語る。
あの時見た満月、匂いや風邪も鮮明に覚えている。
それが記憶、そしてその記憶を原動力に生きているのに消えてしまう。
思い出のこの場所もただの原っぱになってしまうし、あなたのも見知らぬ人になる、だらか手術を受けたくないし、そうなるのであればこのまま死にたいとヘインが言った。

自宅に戻ったボムジャは、何をしていてもヨンソンのことが頭から離れない。
気が付いたらヨンドゥリのヨンソンの家の前にいた。
運転席で一体自分は何をしているんだと罵っていたら、突然スチョルが現れた。
スチョルが好きなまんじゅうを買って来たと慌ててごまかしていると、ヨンソンが家の中から出てきて、お茶でもどうか、と誘ってくれた。

ヨンソンが焼いたマドレーヌを食べながら、ヨンソンの人生観が素晴らしいと話すスチョル。
ここで暮らしていきたい、とスチョルが言うと、絶対に無理だとボムジャが言う。
物質主義の叔母さんはここで生活できないと言い返されるも、のんびりした生活は好きだと反撃したボムジャ。
ボムジャが立ち去ろうとしたら、またマドレーヌを焼くから待っていますとヨンソンに言われた。



ヨンドゥリのスチョルの元を訪れたボムジュンとソンファ。
ドゥグァン、ボンエ、ボムジャとともに、どうやってヘインに手術を受けさせるかを考える一同。
ドイツにいるヘインとのビデオ通話が始まった。

それぞれ一生懸命ヘインを説得するが、ヘインの返事を聞く前に、一度通話を切ろうとボムジュンがPCの画面を閉じる。
ヘインへの本当の想いを口にし、涙を流したホン家。
通話を切るのをボムジュンが忘れていたので、ヘインが家族の自分を思う気持ちを聞いた。

ゴヌとダヘがヨンドゥリを散歩していると、目の前にスリが現れた。
スリは今まで通り詐欺師として生きろ、そうしないと家族が危ない目に合うとダヘを脅迫した。
そしてジュノのUSBを自分に渡せ、大金を手に入れたのになぜ戻ってきたのか、とスリがダヘに言っているところに偶然ソンファが通りかかった。
スチョルや家族に何かしたら黙っていない、USBを渡して警察に出頭するとダヘが言うも、他人の子供をホン家が育てるのか、とスリが言ったところに、ソンファが登場して、スチョルが溺愛しているからとゴヌを抱き上げその場を立ち去った。

医師から検査の結果、これ以上待つと手術が受けられなくなると説明を受けたヒョヌ。
それを聞きヘインを探し、教会へ行ったヒョヌ。
偶然ヘインが書いた短冊を見つける。
人生でもらった大切なものは2つだけ、愛した記憶と愛された記憶。
それだけは失いたくない、記憶を持ったまま旅立たせてほしい、とヘインの願いが書かれていた。

チャペルの外でうずくまって泣いているヘインを見つけたヒョヌは、泣きながらヘインを抱きしめた。
ヘインの気持ちを理解しなかったことを謝罪するヒョヌに、生きていたいと思わせないでほしいとヘインが言う。
自分は別の人間になってしまう、とヘインが言うと、別人になるなら最初からやり直そう、また僕を愛せばいいと伝えても、首を横に振るヘイン。
どんな時も一緒にいると約束したから心配しないで、生きてくれ、と懇願するヒョヌ。

ホテルに戻った2人。
ヒョヌがレストランで食事をしていると、隣のテーブルの女性3人組がヒョヌを見ていた。
トイレから戻ったヘインは椅子に座ると、何の真似かヒョヌに聞く。
英字新聞を読みながらエスプレッソを飲んで、自分の魅力を振りまいているのか、と聞くと、そうだと言われる。
婚姻届けを出していないから、独身を気取っているのかと突っかかるヘイン。
首元のボタンを閉めて黙って食事をしろと命令しても、言うことを聞かないとヒョヌが言った。
自分置いて死ぬのが惜しいと思わせたいとヒョヌが言い残して果物を取りに行ってしまう。
その姿を、周りの女性が見ていた。

ピョンを殺害した凶器から指紋が発見され、指紋の持ち主はドイツにいることを警察が突き止めた。

ヤンギから、ピョンの死体が見つかったことを電話で聞いたヒョヌ。

ジュノを呼びつけたとグレースに話すスリ。
ドイツに、あることを片付けるために人を送ったが、もう戻ってこないから困らないように送金するようにグレースに命じる。

スリの部屋から出たグレースは、ヘインに何かするのではないか、と思うが、バッグから取り出した60億ウォンが入金された通帳を見て、見て見ぬふりをしようと心に決めた。

ヒョヌに電話を掛けたグレース。
2人は元気か、これからも気を付けてと言い一方的に電話を切ってしまう。
一人買い物をしていたヒョヌは、車に残したヘインの元に慌てて戻る。
目の前でトラックが駐車していた車に追突し逃走してしまう。
車から火があがり、中に取り残されたヘインを助けようと窓ガラスを素手で割ろうと何度もガラスを素手でたたきつけるヒョヌ、するとヒョヌを呼ぶヘインの声が後ろから聞こえた。
素手でガラスを割るなんて何を考えているんだと怒るヘインを見て、死んでしまったかと思ったと泣き崩れるヒョヌ。

病院で手当てを受けるヒョヌ、車の中でヒョヌを待っていると、四つ葉のクローバーのチャームを売っている人を見かけて、車から降りたから事故にあわずに済んだと、購入した四つ葉のクローバーのチャームをヘインがヒョヌに見せた。
そして、泣くと抱きしめたくなるし、他の女が放っておかないから、死んでも死にきれない、だから手術を受けることにしたとヒョヌに伝えた。
そして、自分がいなくなりそうで不安だけど、ヒョヌを失いたくない、と本心を打ち明けた。

博士号を取るためにアメリカに旅立った夫と子供のことを思うミソン。
夫に電話を掛けたら、見知らぬ女が電話に出たことをヒョンテに話す。
ミソンが英語が分からないから、言葉が通じない女と浮気したんだとヒョンテが話に輪をかけ、涙ぐむミソンを慰めた。

ヨンドゥリのスーパーの店番をしているスチョル。
あるアイディアを思いついた。
ウルジンから輸入したカニとアワビをラーメンにして、3,500ウォンの格安の値段で店で出した。
コスパが良いと大評判になり、ヨンドゥリスーパーは大賑わい。
売れば売るほど損だと怒るドゥグァンに、マーケティングだと豪語するスチョル。
その時、ボムジュンが、スチョルを残していくのはゴミ袋を出先に置いていくようなもので、本当に申し訳ないと詫びていた姿がドゥグァンの脳裏をよぎる。
あれは、警告だったのか、とドゥグァンが気が付くと、ラーメンを餌にもっと高いものを食べてもらうと意気込むスチョル。
しかし、ヨンドゥリスーパーで一番高いものがラーメンだった。

仕事をクビになってしまったスチョル。
周囲に迷惑がかかるからソウルに戻ろうとダヘに言われるも、ここで消費者と向き合いながら、農村と大型スーパーが共存する道を探ると聞く耳を持たない。

眠るスチョルの隣でダヘは、ヒョヌの実家に隠れているのは知っているからスチョルを助けたければ全財産持って来いとジュノから脅迫の電話を受けたことを考えた。

翌日遊園地へ遊びに行ったスチョル、ゴヌ、ダヘ。
楽しい時間を過ごす3人。
ダヘの首にマフラーを巻いて、コーヒーを買いに行ったスチョル。
残されたダヘはゴヌを連れて、その場からいなくなってしまう。
スチョルがコーヒーを手に戻ってくると、2人の姿が見当たらない。
電話をかけてもダヘは電話に出なかった。
必死でダヘを探すスチョルだが、どこにもその姿はなかった。

ダヘがゴヌを連れて歩いていると、ダヘを探す迷子の園内放送が流れた。
君をもっと大事にするから行くな、とスチョルが涙声でマイクに向かって話すのを聞いた。
変な奴と周囲の人が嘲笑すると、うちの夫は世界で一番かっこいいと食って掛かるダヘ。

迷子センターで一人スチョルが座っていると、そこにダヘが現れた。

一人ドイツの町中を歩くヘイン。
急に雨が降ってきた。
白い服を着た子供とすれ違う。
その子供が笑顔で手を振ってきて、立ち去る後ろ姿を眺めたヘイン。

手術前最後の夜。
病室のベッドで一緒に横になりながら話すヘインとヒョヌ。
どうせ全部忘れちゃうから、私に対しての不満とか、言えなかったこと全部ぶちまけてとヘインが言うと、ひどい目にあうから言わないと拒むヒョヌ。
言わないとかたくなに拒むヒョヌに、言いたいことが山のようにあるのね、と食い下がらないヘイン。
意を決して話し始めたヒョヌ。
ヘインは言うことがコロコロ変わる、自分の言うことを、怒らずに聞いてほしいと前置きしてもヘインは聞く耳を持たないと話す。
そして、愛しているとヘインに伝えた。
手術を受ける決心をしてくれたことに対する感謝の気持ちを伝え、これからもずっとそばにいるし、小さいことを積み重ねて一緒に年を取って行こうと言った。
ヘインが一冊のノートを取り出した。
次の人生の羅針盤に、今までの人生をノートに書いたから持っていて欲しいとヒョヌに託した。
そして、手術を受けて目を覚ますまでの間、このノートに書かれていることを読んで聞かせてほしいと頼んだ。

ヘインの手術当日。
殻が割れて死にそうだったカタツムリが生き返ったから吉兆だと、奇跡を信じて良い知らせを待つボムジュン、ソンファ、ボムジュ。
手術室へ向かうヘインは、目覚めた時はそばにいるように、雛のように初めて見た人を信じると懇願し、戻ってからもよろしくとヒョヌに伝えた。
手術室の外でヘインを待つヒョヌの目の前に警察が現れ、ヒョヌをピョン殺害の容疑で逮捕した。
そこに、ウンソンが現れた。

警察に取り押さえられたヒョヌは手術室から出てきたヘインを見送るしかなす術がなかった。

ヒョヌが逮捕されたニュースが流れた。
ヘインの病院に慌てて電話をかけるボムジュンだが、手術は成功したから安心するように、そして前任の役員の横領や背任を検察に話したから、出国禁止になったのでヘインは任せてほしいと一方的にウンソンから言われる。

ヒョヌからの2度目のプロポーズ、子供を妊娠したこと、初めてのプロポーズ、告白されたこと、結婚式の出来事。
ヘインの幸せな記憶の数々。

目を覚ましたヘイン。
そこにいたのはウンソンだった。手
術前にそばにいてほしいと頼まれてここにいた、ウンソンがヘインに伝えると、ヘインが「ペク・ヒョヌ?」と聞いた。
名前だけ覚えていたヘインだが、それ以外のことは一切覚えていなかった。
ヒョヌに裏切られて離婚した、そして、ヒョヌはヘインのストーカーで殺人容疑者だとウンソンから聞かされた。

拘置所にいるヒョヌは窓の外の雪を眺めて、初恋が実るかもしれないと小指を赤く染めた嬉しそうなヘインの姿を思い出し、一人涙を流した。

病院の窓の外の雪を一人眺めるヘイン。
自分の小指が赤く染まっていることに気が付き、何故だろうと考える。
突然胸が痛くなり、涙が溢れ出してきた。

エピローグ
手術前夜、病院のベッドで横になる2人。
弁護士になろうと勉強していた時、どう暗記したかコツをヒョヌに聞いたヘイン。
全部覚えるのは不可能だから、大事なものを選んで繰り返しつぶやいて、無意識に記憶を刷り込んだと教えてもらった。

手術が始まり、麻酔をかけられるヘイン。
赤く染まった小指をなでながら、ペク・ヒョヌと何度もつぶやいた。
その名前だけは忘れないで、と願いを込めて。

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