小学生時代。
どうして男子はサッカーで女子はドッジボールをしないといけないのか、同じ学費を支払っているのに男子の使っている校庭の面積のほうが広く女子は損をしていると先生を問い詰めるヘヨン。
先生の必死の言い訳にも負けじと、自分はサッカーがしたいと言い張る。
利益ばかり考えていると周りから嫌われると言われても、嫌われるよりも嫌う方が損をしていると言い返すヘヨン。
そんなヘヨンの母は、慈善活動が大好きで、子供をよく預かっていた。
母親の愛を他の子供に取られてしまい、常に損をしていると感じる子供時代を過ごした。
大人になったヘヨン。
元カレのアン課長の結婚式に呼ばれ、しぶしぶご祝儀を払う。
今まで払ったご祝儀の総額は自動車一台買えてしまうほど。
ご祝儀は返ってくるものだから公平に見えるけど、必ず支払った相手から同額が返ってくるとは限らない。
ご祝儀を支払うのはギャンブル、先に払った方が間違いなく損をするものだというのがヘヨンの持論。
結婚式場の入り口にはアン課長の姿が。
笑顔で挨拶をするアン課長だが、心の中で元カレの結婚式に来るヘヨンを信じられないと思う。
そんなアン課長に、自分と別れて半年後にゴールインするとは思わなかったと笑顔でさらりと嫌味を言うヘヨン。
アン課長も負けじと、ヘヨンから妻のイリンに乗り換え、イリンは高級車、ヘヨンがポンコツ車だったことに気が付いたと言い返す。
ジウクはリッター電子インターン採用の面接の席で、家族がいないことを聞かれ、亡き祖母に愛され育ったと答える。
そういう人間は劣等感が強いと言われても、劣等感は自分を成長させるための糧だとさらりと返答。
数々の意地の悪い質問が矢継ぎ早に浴びさせられる。
女性の応募者には結婚後も働くのか等のセクハラまがいの質問を浴びせる面接官。
見かねたジウクは、セクハラまがいの質問を録音していたとスマホを見せる。
面接が終わり、一緒に面接を受けた応募者2人が不採用だったら自分のせいだと謝るジウク。
ジウクの天使のような態度に、応募者2人もジウクを怒る気になれない。
普段はどんな仕事をしているのか聞かれ、と聞かれるが明言を避けるジウク。
披露宴に参加しているヘヨンに、母から着信が。
痴呆症を患い入院している母の面倒を見ている看護師から、母の様子を伝える電話だった。
電話が終わり自分のテーブルに戻ったヘヨンは新郎新婦の姿をうらやましそうに眺める。
6か月前。
仕事帰りに車に乗ろうとするアン課長に声をかけたヘヨン。
ヘヨンは突然別れたいと別れを切り出す。
理由を聞かれ、あなたを愛していないと言い残しその場を立ち去る。
ヘヨンを追いかけ転んでしまったアン科長にウェットティッシュを差し出し、手のひらの傷に絆創膏を貼ってあげる。
披露宴でワインを飲みながら、スクリーンに映し出された映像を見るヘヨン。
アン課長の手のひらには、ヘヨンが貼ってあげた絆創膏が、そして、背景には200の文字が。
交際1周年記念の写真だと周りが話しているのを聞いて、2股をかけていたことを知ってしまう。
ヘヨンから別れを切り出され、駐車場で一人悲しむアン課長だが、ヘヨンの姿が見えなくなると、水からいなくなってくれて手間が省けたとジャケットのポケットから指輪を取り出し嬉しそうに眺めた。
ウェブ小説を書いているジャヨンはヒソンと休憩時間のお茶をする。
社内恋愛は最悪だと話しているところに大きな袋を持ってヘヨンが帰ってきた。
そして2股だったこと、自分に振られた日にプロポーズをしていたことを2人に話す。
袋の中を開けると花束が。
ブーケトスでもらった花束だった。
なぜアン科長を振ったのか聞かれたヘヨン。
理由は生活費は支払わないくせに同居同然だったアン課長。
3年前は夜の生活で自分が損していると当時の彼氏を振ったヘヨン。
交番に勤務している警察官にスーツを返しに行ったジウク。
ポスターを張っているのを見かけて、自分が貼るとポスターを抱え、交番を後にした。
ジウクは痴漢や詐欺を何度も暴いていると有名人だった。
ヘヨンとヒソンが外を歩いていると、コンビニの話になった。
ヒソンには天使のように優しいのに、ヘヨンには冷たい態度のジウクの話になる。
その後コンビニに行くヘヨン。
何故かジウクはヘヨンに冷たい態度を取る。
バイトしないで就職しろとヘヨンが言うと、結婚しろとジウクに言われる。
食事中にWeb小説を読むジョンアは、他に女を作ったとギホを責める。
気まずいギュヒョンとギホは席を立つ。
家の外で、ギホは会社が業界2位だとギュヒョンを責める。
将来安泰を望むなら結婚しろと言われるも嫌だと断るギュヒョン。
結婚しないなら、1年以内に業界一位になれ、それができないなら結婚しろと言われ、ガレージの防犯カメラの映像に記録されていると言われてしまう。
開発室への移動願を書いているヨ秘書を呼びつけるギュヒョン。
会長との約束の話をすると、結婚は絶対に無理だと言われてしまう。
しかしヨ秘書曰く1年以内に業界一位になるのは可能だとのこと。
ヘヨンがコンビニの前を通ると、からし味のお菓子を食べているジウクがいた。
からし味が入荷したことを知ったヘヨンはコンビニの中に入る。
しかし棚にはもう在庫がない。
外にいるジウクのところに行くと、ジウクが食べているのは最後の1個だと言われ、むかついてその場を後にするヘヨン。
ジウクのスマホにユギュンから電話にでて、会いたいとのメッセージが。
オフィスに戻ったヘヨンは、ウニョンから結婚・出産するともらえる福利厚生を聞き、自分が損をしていることを知る。
フロアーに戻り、アン課長を見つけると話がある、と呼び出すヘヨン。
振られた時に潔く分かれたんだから損していないとヘヨンに言う。
社内恋愛をしていたことがばれないように結婚式に参列したんだから、ご祝儀を返せと詰め寄るヘヨン。
そんなヘヨンに、ご祝儀はヘヨンの結婚式で返す、こんな計算高くて結婚なんてできないけどな、と言い残してアン課長はいなくなった。
ヘヨンが分かれた本当の理由は、病気を患った母の面倒を見なくてはいけないヘヨンが自分と付き合っていたらアン課長が損をしてしまうと思ったから。
計算高いのはどっちだと思い、ご祝儀を返せとアン課長に電話するヘヨン。
取り合わないアン課長だが、イリンの名前をヘヨンが呼ぶ声が電話越しに聞こえ、2人が会話している声が聞こえてきた。
そして突然通話が切れてしまった。
慌てたアン課長は急いで会社のエントランスへと向かう。
アン課長が到着すると、テーブルに腰掛けたイリンが驚いた顔をしている。
ヘヨンからもらったキャンドルにイリンは感動していた。
そして、ヘヨンと友達になりたいと嬉しそうに言った。
アン課長と2人きりになったヘヨンは金を返せと詰め寄る。
ヘヨンの結婚式で必ずもらったご祝儀は返すからと懇願するアン課長。
ヨ秘書の秘策は、社内公募でアイディアを募ることだった。
こんなことで業界1位になれるのかと不安になるギュヒョンだった。
社内公募で選ばれたアイディアは社長指揮のもと進められることを聞いたヘヨンは、結婚なんてしないでも超スピード出世できる方法だと喜ぶ。
しかし、ウニョンからは社長直属の部署は独身女性は配属されないから、ヘヨンには無理だと言われる。
ゴシップを避けるためか、女癖が悪い会長の影響かは分かりかねるが、結婚さえすれば出世できたのにとウニョンから言われヘヨンは肩を落とす。
コンビニで買い物をしたヘヨンは、外のテーブルで一人でできるなら結婚するわと言いながら買った酒を飲み干す。
コンビニの中を酔っぱらってうろつくヘヨンに何を探しているのか聞くジウク。
新郎を探している、私の新郎になってとジウクに言うヘヨン。
<エピローグ>
酔っぱらったアン課長とヘヨンがコンビニの外で会話していたのを偶然聞いてしまったジウク。
ヘヨンの母が具合が悪いことを知ってしまう。
アン課長がいなくなり、一人座り込んでいるヘヨンの隣に腰を下ろしたジウク。
ポケットから取り出したたばこをヘヨンに差し出した。
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