インナーチャイルドとは。
私の解釈は、
「子供時代に不安や恐怖の大きな感情を感じ、その時の感情が自分の中に残っている。」
そもそも、「自分を否定された」ことや、「思ったように愛してもらえなかった」が原因で、そこから
「自分は愛されない」
「自分には価値がない」
とか、の思い込みが作られる。
その思い込みを持ったままいると、
相手はただ単に他の友達と予定があってまた今度~って言っただけなのに、
「私なんてどうせ愛されない」という思いのフィルターを通して
「友達だと思っていたのは自分だけなんだ」とか「私なんかよりも大切な人がいるんだ」とか思い込んで人生を混乱させて、悲劇のヒロインモードになっちゃって、ただ、友達と予定が合わなかっただけという事実が歪んで、思考が大暴走。
心の底にある、子供時代の無念の思いをもう一度感じて成仏させない限り、同じ現実が手を変え品を変えやってくる・・・・
癒し方は色々あると思いますが、最近試してみたのは、両親に感謝の手紙を書くこと。
え!?!?!感謝より苦労が多かったし、思い出したくねー、そんなことして、今の目の前の問題は解決しないぜって絶賛スルーしようと思いましたが、
頭の中で考えちゃうと、あーでもない、こーでもない、の思考の無限ループが始まるので、らくがき帳を準備。
そして、両親どちらに感謝の手紙を書くか、と思った時に、絶対に書いてやんねーぜ、って思った人。
それが、ラスボスです!笑
私の場合は、母とはずっと助け合って生きて来たという思いがあるから、お母さんへの感謝はいくらでもかけちゃうけど、お父さんは高校生の時から母と家を出て以来音信不通。
あんな奴みたいになりたくねーぜの反骨精神で今日まで生きて来た、という思い出の持ち主。
感謝なんて、あるわけないよ、ってらくがき帳の前でぼーっとすること10分。
手紙、って聞くと、きちんとした文章にしなくちゃいけない気がしたけど、感謝できることを見出して、それを箇条書きにしました。
・おむつを買ってくれてありがとう
・犬が可愛い、って教えてくれてありがとう
・縁日に毎回連れて行ってくれて、お母さんに内緒で甘やかしてくれてありがとう
と言う感じで、本当にすっごい、そんなこと親としてやるの当たり前レベルの小さいことでいいから書く。
最初の3個は書くの時間かかったけど、その後はスルスル出てきて30個くらいになりました。
途中からは何故か涙が出てきて、あー、あんなこともあったな、とかこんなこともあったな、とか出てくる。
そして、最後に思ったのは、
「一生懸命育ててくれてありがとう」
でした。
それ以降は何も出てこない。。。
そして、今日まで何にも思い出さなかったけど、何故か思い出すのは、優しく笑っているお父さんの顔。
「私はお父さんが好きだったから、思ったように愛してくれなくて怒っていたんだ」
お母さんが「こうあるべきだ」と決めたとおりにお父さんが出来なかったから、お父さんを敵にしたんだ・・・・
お母さんが可愛そうだからお父さんを敵にしたんだ、と。
一通り大泣きしたらスッキリ。
そして、次はお母さんへの怒りが爆発。笑
2日くらいたって、次はお母さんへ感謝の手紙を書きました。
そしたら、
「仲良し家族」が壊れちゃったことが悲しかった、
お母さんは誰も周りに味方がいないから私が味方にならないといけない
と思っていた自分に気が付きました。
そして、私は色々なことがあったけど両親どちらも大好きなんだ、って思い出しました。
インナーチャイルドは癒されたか?と聞かれると、
「分かりません、だって、目に見えないし。笑」
ですが、心の底の部分の安心感みたいなものが少し出てきて、人に何か言われたりされても、前が100%全力で反応していたのが、75%くらいの反応レベルに低下した気がします。
ちなみに本当に手紙を渡してもいいし、書いたものはぴりぴり破ってありがとうって言いながら捨ててもいいし、書いたものをどうするかは、自分の気持ちに聞いて決めて良いと思います。
こちらのブログも両親との和解についてきれいにまとまっているのでご参考まで♪
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